本名、クレノ・ルスタ。
エトワが一年生のとき、平民ながらパイシェンに生徒会選挙に挑んだ。
平民としては50年に1人レベルの天才と呼ばれる生徒で、侯爵家の人間を相手にしても互角に戦えるほどの魔法を使える。
頭も良く、貴族との軋轢をなるべく起こさないように、授業やテストなどでは同学年のルイシェンに1位を譲っていたといわれている。
魔法の才能があり、頭がよく、貴族には従順と、表面上は如才ない少年だけど、本来の性格はもっと悪ガキちっく。田舎の町で友達いたずらして怒られていたようなタイプ。
実家は食堂で将来の夢は食堂の店主だったが、ルーヴ・ロゼに入ってからは諦めている。
パイシェンとの選挙戦のあとは、土の派閥の信頼を失い、一時期退校ということにもなりかけたが、水の派閥のパイシェンに拾われる。
現在は、水の公爵家の嫡子、シーシェに気に入られて、世話係を務めている。クレノが気に入っている持ち運び可能な調理器具セットは、シーシェが命令で職人に作らせた。
夢だった料理もできて案外学校生活が楽しいらしい。
ただし彼女が欲しい。